シェーグレン症候群について、お勉強
こんにちは、アララです。
お勉強していて、私の状態としても上記のイラストのようになっていますが…
今回はシェーグレン症候群についてお勉強です。
よく使われる薬についても簡単にまとめました。
シェーグレン症候群
概要
- 涙や唾液を作っている臓器を中心に炎症を起こす全身性の自己免疫疾患
分類
- 原発性
- 続発性 関節リウマチの20%、全身性エリテマトーデス、強皮症、混合性結合組織病に合併
疫学
- 50歳でピーク
- 1:17女性に多い
病因
- 不明、遺伝的要因、ウイルスなどの環境要因、免疫異常、更に女性ホルモンの要因
経過
- 10年で半数不変、半数何らかの悪化
症状
- 乾燥症状45%(腺症状)
- 口 口角が切れてしまうことも、口が渇く、唾液が出ない、味がわからない、舌や口内内が痛い、虫歯が多くなった、唾液腺が腫れて痛いなど
- 目 (涙が出ない、目がゴロゴロする、目が痛い)目の角膜炎
- 膣 性交不快感 分泌液が少ないため
- 気道 咳出やすい、かすれる
- 臓器病変50% ステロイド+免疫抑制薬(推奨度は弱い)(腺外症状)
- 5%
診断基準
- 難病申請、特定疾患があるので、厚生省が基準を出している 唾液、血液の抗体SS-A -60%,SS-B -30%抗体、涙液の検査などで該当数
治療、生活上の注意
- 症状緩和であり、免疫療法はあまり効果ない
- 治療が系統だっていない
- ドライアイ
- 口腔内乾燥
- 生活指導
主な薬剤
ムスカリン受容体刺激薬
- セビメリン
- ピロカルピン
去痰薬
- ブロムヘキシン
- 漿液性分泌増加作用、肺表面活性物質の分泌促進作用など
- モニタリング
- 悪心、食欲不振、頭痛
人工唾液
- サリベート®エアゾル
- 服薬指導
- 温度が40℃以上となる所に缶を置かない
- 使い切って(ガスを出しきった状態で)捨てる
- 通常、口腔内に1回1〜2秒間、1日4〜5回噴霧。症状により適宜増減。
- 使う前には缶の上部の青印に噴射口を合わせ、容器をよく振ってから使う。容器を垂直に立てて口の中に噴霧。残りが少なくなると(目安:1回1秒間の噴霧で30回以上噴霧したとき)、噴霧液量が少なくなるため、そのときは噴霧時間を延ばしてください。
- 服薬指導
参考
https://hosp.juntendo.ac.jp/clinic/department/collagen/disease/disease03.html
https://www.nanbyou.or.jp/entry/111
https://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000031.html
https://ss-info.jp/kisotishiki/kisotishiki05.html
各添付文書、くすりのしおり